出産の日
2009/8/4(出産当日)
実際のところ、陣痛室に入ってから出産までの記憶は断片的。
半分意識が飛んでるような、そんな状態だった。
あまり詳しく書くと、これから赤ちゃんを産もうという人が皆無痛分娩か帝王切開を希望してしまうだろうから(笑、書かないでおこうと思う。
でも、ひとつだけ悔やまれることがある。
途中までかなり順調だった陣痛&子宮口の開きが、9センチで止まってしまったのは、あれが原因だと思うのだ。
陣痛を耐え抜く姿勢は、人それぞれあると思う。
私は、あぐらをかいて、片足を伸ばしている状態が一番楽だった。というかそれしかないと確信していた。その状態で、ダンナさんに腰を支えてもらったり、さすってもらうのが一番だった。あぐらをかいた片方の足で、出てきそうになる物体を押し戻す感じ。
でも、陣痛が2分おきくらいになるにつれ、私の絶叫も半端なく、助産師さんが横向きになった方がいいでしょうという。ええ?出てきちゃうよ?と思ったけれど、もう抵抗する気力もない。次の陣痛の波が来る前にやるならやらないと。
そして横になった途端、陣痛がきて、さらにぎっくり腰をやったような、鈍い痛みが腰に走る。
「あああああああああああああああああああっ」
これまた信じられないような、私ってこんな大声出せるんだってくらいの声が出た。
痛すぎる。陣痛の合間に腰痛。陣痛にプラスして腰痛。
これは、もう産後歩けないくらいのやっちゃった感のある腰痛。でも、助産師さんは出産では腰痛くなるんですよ程度。
いやいや違うよ。私にはわかる。これは違う。とにかく姿勢を戻してくれ。
どの言葉を実際口にしたのか覚えていないけど、すごく不安そうでちょっと怒ったような顔をして汗をダラダラかきながら私のそばにずっといてくれるダンナさんの顔は覚えてる。
私:ねぇ、これ大変なことだとおもう。本当に痛いよ。このまま無理かもしれない。
夫:かん・・・・(私のこと)。おれ、言ってくるよ。帝王切開とかしてもらえないのか。
もちろん、全く取り合えってもらえない。そもそも帝王切開は相当なことがない限り選択しない病院だった。
私は言いたい。出産は、動物の本能的な行動だと思う。だから、出産のときだけは、頭で考えることはやめて、野生に帰るべき。本能に従うべきだと思う。出産はまさに十人十色。自分にしかわからないこと。
この横向きの時に、小寅はまっすぐに降りてこられなくなったんだと思う。出てきた時も、後頭部がピッコロのようになるべきなのに、その位置がずれていた。
続き・・・・
そこからようやく分娩室に入ったけれど、陣痛は弱まるは腰痛は悪化するはで、分娩室にいながら、なぜか私は夫と二人。この部屋で、何もしてもらえない2時間を過ごすって何?!
ちょっと病院も助産師さんも信じられない状態になってる。
ようやく戻ってきた助産師さんは、陣痛促進剤を使いたいが同意が、、、とか言っている。夫は普段かなり丁寧な人だけれど、さすがにキレ気味だ。
早くしてください。
冷たいタオル用意してください。
どっちが助産師なのか。。。。(あとで聞いたら扇風機も入れさせたらしい。)
促進剤により、再び陣痛が起り、いきみが始まった。
終わりのない戦い、命がけの戦い、、、、そんな思いだったなぁ。
いきみます・・・・
もうかすかな声しか出せない。。。くっちゃべってる助産師2人、聞いてない。
夫がキレる。「いきみますよ!いいですか!!!」
「かん、こんなに頑張ってるのに、もう頑張れって言えない。でも、あと少しだよ。」
汗を拭いて、しっかり手を握ってくれ、水分補給をして、腰を押してくれる夫と、まさに二人で産むんだと感じていた。
頭が出てからは、早かったように思う。ぬるりと出てくるのがわかった。
あの「フギャー」という声を聞いて、助産師さんに高々とあげられている姿を見て、心からホッとした。ようやく出てきたんだね・・・・生きてる。良かったぁ。
ふと見上げると、ダンナさんが泣いてる。初めてみた、泣いてる姿。
「かん、ありがとう。ありがとう。お疲れ様。大好きだよ。」
家以外でチューなんてしてくれないのに、この時ばかりは私の顔じゅうにキスしてる夫。
私もだよ。でもしょっぱいよ、汗すごいでしょ?
言ったつもりだけど、声にならない。うなづくのが精いっぱい。
もう使い果たしたみたい。なんだか持ってるもの全部。
その後、赤ちゃんは酸素が足りない状態らしく、カンガルーケアをできないままNICUへ。でも体を拭いたり体重を測ったりする間、ダンナさんは写真を撮りながら赤ちゃんについてまわれたようで、その時の貴重な写真が残ってる。
もー猿なんてもんじゃない。
ダンナさんは、やばい、かんにそっくりだと思ったらしい。確かにやばい(笑。
結局産んだのは朝7時前。
赤ちゃんに再び直接会えたのは、その日の夜9時ころでした。
初めて、力強くおっぱいを吸ってくれた時には涙が止まらなかったなぁ。
その日から退院まで、合わせても3時間くらいしか眠れなかったと思う。
小寅は産後すぐは、すんごい泣く奴だった。。
もし次に産める機会があれば、是非個室にしたいと思う。
そして改めて、旦那さんに感謝したい。
なんちゃんがいてくれなかったら、私は本当に産むことができたのか自信がない。
10時間以上立ちっぱなしで、精一杯支えてくれて本当にありがとう!
どんな思い出より強烈な一日になったね![]()
これからもどうぞよろしくお願いします。
たぶん、たくさん迷惑掛けて心配掛けてお騒がせすると思うのだけど・・・・![]()
以上、出産の回想でした。だいぶ忘れちゃったかな。。。
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